【Radeon】ドライバ間性能定点観測 v24.6.1 vs 24.7.1
こんにちは、しきゆらです。
今回は、ドライバ間性能比較です。
リリースノート
リリースノートはこちら。
新規サポートゲーム
- Zenless Zone Zero
- 祇:Path of the Goddess
- Ryzen 7 7800X3D CPU, 32GB DDR5, Radeon RX 7900XTXで4K解像度でプレイしたとき、前バージョンと比較して16%パフォーマンスが向上
- 同じ環境でRX 7800XTを用いた場合、前バージョンと比較して12%パフォーマンスが向上
- 同じ環境でRX 7600XTを用いた場合、前バージョンと比較して12%パフォーマンスが向上
HYPR-Tuneサポート
- Gray Zone Warfare
- Lords of the Fallen
- RoboCop: Rogue City
- 龍が如く7外伝 名を消した男
その他の追加・更新機能
- Dota 2のAnti-Lag 2対応
- Anti-LagとFDR3フレーム生成を有効にした場合に画面がちらつく問題を改善
- FortniteをDirectX12でプレイすると画面がちらつく問題を改善
- 鉄拳8でアップスケーラーやレイトレーシングを有効にするとテクスチャが崩れる
- Light 2 Stay Human: Reloaded EditionをRadeon Boostを有効化してプレイするとテクスチャがぐずれる
- Guardians of the Galaxyでレイトレーシングを有効にするとクラッシュする
- ドライバを更新すると、仮想超高解像度またはディスプレイのカラー エンハンスメントが無効化される場合がある
- Origin アプリケーションまたは OriginPro アプリケーションを使用している際に 3D モデルを拡大縮小すると、画面が黒くなり表示が崩れることがある
- PotPlayer で早送りをすると画面が黒くなり表示が崩れることがある
既知の不具合
- RX6000・7000シリーズでBattlefield 2042をプレイすると、パフォーマンスが低下したり画面がちらつく
- AMDソフトウェアでAV1コーデックを使用して録画すると、音声と映像が同期しない場合がある
- 24.9.1で修正予定
- 祇:Path of the GoddessをRX6600・6700シリーズGPUでプレイするとアプリケーションがクラッシュする場合がある
ゲームのサポート追加と、不具合修正・機能追加といつもと同じ感じです。
最近ちらほら見かけるゼンゼロのサポートとDota2のAnti-Lag2対応がメインです。
性能比較
ここからは、ベンチマーク結果を見ていきます。
いつも通り、前バージョンであるv24.6.1との比較です。
実行環境
以下の環境で実施しています。
今回のベンチマークから、メインメモリの容量が32GBから96GBへ増設してます。
ベンチマークのお供
今回のお供はこちら。
今回は、動画ではなくソシャゲです。
学園アイドルマスターをやりながらベンチを回していました。
X(旧Twitter)で学マスのキャラが流れてきて、かわいかったので調べてやってみました。
ゲーム内ではキャラがほぼ3Dで動いているので、もうこういう時代なんだなぁとしみじみ思いました。
iPad Proさん、大画面でかわいいキャラが動くのでとても良い。
iPad Proを買い替えたときの話はこちら。
では、ベンチマーク結果です。
3DMark
3DMarkの結果はこちら。
結果としては、FireStrike Ultraで若干のスコア低下が見られましたが、そのほかは1%程度のスコア向上が見られました。
ホグワーツレガシー
これまで通り、しきゆら式ルートを手動周回して計測したものをグラフ化しています。
計測ルートについてはこちらを参照ください:【Win】ホグワーツ・レガシーを購入したので遊びつつベンチマークする
まずはFSR・AFMF両方を無効状態で計測した結果はこちら。
結果を見ると、伸びてるところがある一方で、大きくFPSの低下がみられる部分もありました。
実際にベンチマークを周回している中でもわかる程度にFPSが低下していて動きががくがくしている印象でした。
続いてFSR2は無効のまま、AFMFを有効にした場合の結果は以下の通り。
こちらも同様に、ほとんどの場面でFPSの低下が見られました。
室内・室外どちらもがくがくしていて、とても不快でした。
続いて、FSR2を有効にした場合のAMFMの有効・無効を切り替えた場合はこちら。
こちらも同様にどの場合でもFPSの低下が見られました。
ここまで、ホグワーツレガシーの結果を見てきました。
3DMarkの結果を見ると順当にスコアが伸びていましたが、ホグワーツレガシーでは基本的にFPSの低下が見られました。
ゲームのプレイ中も普段よりもがくがくしたり画面があれたりしていて、遊びにくい印象でした。
これがドライバの影響なのか、メモリの問題なのかはわかりません。
次回も同様であればメモリの影響かと思います。次回に期待。
Cyberpunk 2077
まずは、FSR・AFMFの両方を無効の場合の結果はこちら。
結果を見ると、レイトレ無効の場合ではFPSが向上している一方で、レイトレ有効の場合では若干の低下が見られました。
続いて、FSRは無効のままAFMFを有効にした場合の結果はこちら。
概ね前のグラフと同様ですが、FHD/レイトレサイコの場合でFPSの向上が見られてます。
続いて、AFMFを無効にし、FSRを有効にした結果はこちら。
こちらは、概ね前バージョンと比較して同等か5%程度のFPS向上が見られました。
続いて、FSR・AFMF両方を有効にした場合の結果はこちら。
ひとつ前のグラフとほぼ同等でした。
ここまでCyberpunk 2077の結果を見てきました。
ホグワーツレガシーでは目に見えてFPSの低下が見られましたが、Cyberpunk 2077ではいつも通りのFPSが出ていました。
Final Fantasy 15
FF15のベンチマーク結果はこちら。
こちらは、1%程度のスコア低下が見られました。
Starfield
FSR3無効の状態で計測した結果はこちら。
この結果を見ると、ホグワーツレガシーほどではないにしろFPSの低下が見られました。
続いて、FSR3を有効にした場合はこちら。
こちらも同様に、前バージョンと比較して同等か~7%程度のFPS低下が見られました。
続いて、FSR3に加えてフレーム生成を有効にした場合はこちら。
こちらも前2つのグラフと同様にFPSの低下が見られました。
なぜかこの場合だと4K/光関連の設定を低にした場合で16%程度のFPS低下が見られています。
ここまで、Starfieldの結果を見てきました。
今回のドライバでは、概ねFPSが低下していました。
ただし、グラフの通り大きく低下しているわけではないのでそこまで気にする必要はないかと思います。
まとめ
今回は、ドライバ間性能比較としてAdrenalin v24.7.1がリリースされたので前バージョンの24.6.1と比較してみました。
結果を見ると、ゲームによってはFPSの向上が見られましたが、大きく低下する場面も見られました。
特にホグワーツレガシーはゲームで遊ぶのが厳しいと感じるほどにFPSの低下が起きていたので、次回のドライバで改修されることを祈りたいと思います。
今回は、ここまで。
おわり
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