【Radeon】ドライバ間性能定点観測 v24.7.1 vs 24.20.01.02
こんにちは、しきゆらです。
今回は、AFMF2のプレビュードライバが出ていたので、前バージョンの24.7.1とのドライバ間性能比較をしてみます。
リリースノート
リリースノートはこちら。
バージョンの通り、テクニカルプレビュー版のドライバです。
AFMF2のテクニカルプレビューです。
フレーム生成レイテンシーの低下とRadeon Cillのサポート、DirectX11/12のほかにOpenGLやVulkan APIでもAFMFが使えるようになったのが大きな変更点です。
性能比較
ここからは、ベンチマーク結果を見ていきます。
いつも通り、前バージョンであるv24.7.1との比較です。
実行環境
以下の環境で実施しています。
ベンチマークのお供
今回のお供はこちら。
ピクミン2のRTA動画です。
小さいころに躓いたところとかを一瞬で突破していてすげぇ・・・という気持ちになれるので好きです。
では、ベンチマーク結果です。
3DMark
3DMarkの結果はこちら。
結果としては、同等か若干のスコア上昇、という印象でした。
Steel NomadのVulkanで4%と大きく伸びていました。
ホグワーツレガシー
これまで通り、しきゆら式ルートを手動周回して計測したものをグラフ化しています。
計測ルートについてはこちらを参照ください:【Win】ホグワーツ・レガシーを購入したので遊びつつベンチマークする
まずはFSR・AFMF両方を無効状態で計測した結果はこちら。
結果を見ると、v24.7.1があまりFPSが伸びていなかったのですが、場合によってはそれよりもFPSが低くなる場面もありました。
続いてFSR2は無効のまま、AFMFを有効にした場合の結果は以下の通り。
こちらもほぼ同様です。
続いて、FSR2を有効にした場合のAMFMの有効・無効を切り替えた場合はこちら。
こちらでは、レイトレ最高/AFMF無効の場合でのみFPSが低下していましたが、それ以外では向上していました。
ここまで、ホグワーツレガシーの結果を見てきました。
前バージョンの結果が良くなかったですが、場面によってはそれよりもFPSが低下しているところが気になりました。
Cyberpunk 2077
まずは、FSR・AFMFの両方を無効の場合の結果はこちら。
結果を見ると、ほぼ前バージョンと同等か微妙に(~1%程度)伸びている印象。
続いて、FSRは無効のままAFMFを有効にした場合の結果はこちら。
こちらのグラフでは、伸びているところと落ちているところが見えやすくなっています。
注目すべきところは、4K/レイトレサイコの一番重い部分で30%も伸びているところでしょうか。
AFMF1では、重たいところだとほぼフレーム生成が効かなくなっていましたが、GPU負荷が高いところでも頑張って生成してくれるようになった、ということでしょうか。
続いて、AFMFを無効・FSRを有効にした結果はこちら。
こちらは、概ね前バージョンと比較して同等か2%程度向上しています。
続いて、FSR・AFMF両方を有効にした場合の結果はこちら。
ひとつ前のグラフとほぼ同等でした。
ここまでCyberpunk 2077の結果を見てきました。
FPSが落ちているところもありましたが、概ね向上している印象でした。
Final Fantasy 15
FF15のベンチマーク結果はこちら。
こちらは、FHDの場合で7%程度のスコア低下が見られました。
・・・ただし、4K環境ではほぼ変化がないので、過去バージョンで低下したスコアが戻っただけかなと。
Starfield
FSR3無効の状態で計測した結果はこちら。
この結果を見ると、4K/光関係の設定を最高にした場合で若干低下していますが、それ以外は同等か~7%程度向上しています。
続いて、FSR3を有効にした場合はこちら。
こちらの場合は、低下した場面は見られずどの場合でもFPSが向上していました。
4K/光関連の設定を最低にした場合のFPS向上が目につきます。
7%程度の伸びでした。
続いて、FSR3に加えてフレーム生成を有効にした場合はこちら。
こちらを見ると、4K/光関係の設定を最高にした場合でFPSが低下していますが、それ以外はほぼFPSが向上していました。
前グラフと同様に、4K/光関連の設定を最低にした場合でFPSが向上していました。
こちらでは14%程度FPSが伸びています。
ここまで、Starfieldの結果を見てきました。
概ねFPSの向上が見られた印象でした。
Cyberpunkのところと同じく、負荷が高いところでの伸びが大きいのかな、と思いました。
まとめ
今回は、AFMF2のテクニカルプレビュー版のドライバが公開されていたので、前バージョンの24.7.1と比較してみました。
結果を見ると、概ねFPSやスコアの向上が見られていました。
ただ、前バージョンの24.7.1は伸びているところと低下しているところの差が大きかった影響もあるとは思いますが、このドライバは割と優秀な印象でした。
一方で、テクニカルプレビュー版のドライバであるので、動作が若干不安定なところがありました。
特に、Cyberpunkのベンチマーク中は2、3回ベンチマークを回すと途中で落ちる、という場面がありました。
再起動を何度か繰り返すとおとなしくなりましたが、正式版では安定して動いてくれることを祈ります。
AFMF2については、ゲーム画面を見た印象だと解像度が高い場面等、GPU負荷が高いところで効果が高い印象でした。
次世代のRadeonではレイトレ性能が向上する、という噂もあるので、ドライバの成熟と合わせて期待したいところです。
今回は、ここまで。
おわり
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