Mac

こんにちは、shikiyuraです。
今回は、タイトル通りMacでcronを使わずにコマンドを定期実行する方法をメモしておきます。

コマンドを定期実行するためによく使われるものは、cronだと思います。
私も、今回のことがなければ真っ先に思い浮かぶものはcronです。
Macにもcronはあるようですが、権限やOSのセキュリティの壁などにふさがれて気軽に動かせないようです。

参考

では、どうすればいいのか。
Macに入っているlaunchdというものを使えばいいのです。
launchdとは、デーモンとエージェントを管理してくれるものです。
Macの「ターミナル」でのlaunchdを使ったスクリプトの管理 – Apple サポート | https://support.apple.com/ja-jp/guide/terminal/apdc6c1077b-5d5d-4d35-9c19-60f2397b2369/mac

裏側で自動起動させたり、定期的にコマンド実行させたりすることも可能です。
では、こいつらを使ってcronの代わりに特定コマンドを定期実行できるようにしてみます。

Windows,環境構築

2022/11/20追記

WSL自体がsystemdをサポートしたことで、外部ツールを使わずにWSLだけで設定が可能になりました。
こちらをご確認ください。
【WSL2】systemdがサポートされたようなので試してみた

2021/07/19追記

またまた手順が変わっていたので、改めて記事をまとめなおしました。
こちらの記事をご覧下さい。
【WSL2】Ubuntu 20.04でPID1をsystemdにする 2021年7月版

2020/08/19追記

Win環境を構築しなおして、こちらの手順をやったところうまくいきませんでした。
まとめ直した記事を公開していますので、よろしければこちらもよろしくお願いします。
【WSL2】Ubuntu20.04でPID1をSystemdにする

本文

こんにちは、しきゆらです。
今回は、前回なんとか動くようになったsystemctlについて調べなおしつつ、きちんと動くようになったので改めてメモしておきます。

前回、【WSL】WSL2でMySQL8.0が動かないのを解決するにて、mysqlを動かすために systemctlをごにょごにょして動くようにしました。
ひとまず動くようにはなったんですが、自動起動させてもきちんと動いてくれず困っていました。
今回は、そもそもなぜsystemctlさんが動かないのかを調べつつ、解決方法が見つかったのでメモしておきます。

Windows,環境構築

こんにちは、しきゆらです。

気が付いたらWSL2が正式対応になっていました。
いい時代になりましたね。
Linux環境のためにWindowsに仮想環境を立ち上げたり、高いMacに移行しなくても、お手軽に開発環境を整えることができるようになりました。

開発環境もWindows、面倒が少なくてよい。

さて、先日PCを組みなおしたためOSがまっさらになっていたので、改めてWSL2の環境構築を行いました。
そんな中で、MySQL8.0を使おうとしたときに詰まったので、その様子と解決までの流れをメモしておきます。
(組みなおしたPCについては、興味がないと思うので書きません)

Windows,環境構築

こんにちは、しきゆらです。
今回は、先日1.0 になったWindows TerminalさんをUbuntuのターミナルっぽくしてみたのでメモしておきます。

以前、MacのターミナルをUbuntuのターミナルっぽくする記事を書きましたが、そのWindows版ですね。

Windows TerminalさんをUbuntuのターミナルっぽくしたくて調べてみたところ、海外のサイトで配色の情報をまとめてくれているところがありました。
https://superuser.com/questions/497240/ubuntu-purple-terminal-colors-in-conemu | windows – Ubuntu purple terminal colors in ConEmu – Super User
そこを参考に、Windows Terminalさんの設定をしています。

では、いかにUbuntuっぽいカラースキーマをドーン。
久々に設定ファイルを覗いたのですが、割とわかりやすくなっていますね。
少し前に見たときは、色を配列にぶち込んであるだけで、どれがどこに対応しているのかわかりにくかったのですが、
きちんと色の名前をキーとして設定できるようになっていました。

"schemes": 
[
  {
    "name" : "Ubuntu Like",
    "cursorColor": "#FFFFFF",
    "selectionBackground": "#FFFFFF",
    "background" : "#300A24",
    "foreground" : "#CCCCCC",
    "black" : "#2e3436",
    "blue" : "#3465a4",
    "cyan" : "#06989a",
    "green" : "#4e9a06",
    "purple" : "#75507b",
    "red" : "#cc0000",
    "white" : "#d3d7cf",
    "yellow" : "#c4a000",
    "brightBlack" : "#555753",
    "brightBlue" : "#729fcf",
    "brightCyan" : "#34e2e2",
    "brightGreen" : "#8ae234",
    "brightPurple" : "#ad7fa8",
    "brightRed" : "#ef2929",
    "brightWhite" : "#eeeeec",
    "brightYellow" : "#fce94f"
  }
],

あとは、上記のスキーマを良しなに適応してあげればOK。

{
  "guid": "{xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx}",
  "hidden": false,
  "name": "Ubuntu",
  "colorScheme": "Ubuntu Like", // ここに指定してあげればOK
  "source": "Windows.Terminal.Wsl"
}

これにて、Windows TerminalさんをUbuntuのターミナルっぽくすることができました。
あとは、プロンプトを良しなに設定したりすればよいですね。

ようやくWindowsでもまともなターミナルが使えるようになりました。
ターミナルがまともになったので、Macに移行していた開発環境をWSL上に作ってもよさそうですね。
WSL自体も改良されているのと、Windowsとの親和性も向上するようなので、本格的に開発環境をWindowsで構築してもよさそう。
いい時代になりました。

 

さて、今回はここまで。

おわり

Ruby

こんにちは、しきゆらです。
なんかあれこれしているうちに今年もほぼ半分ほど過ぎていました。
早いものです。

今回は、SeleniumでAlertが表示されるまでの間待機したいことがあったので、調べて解決したのでメモしておきます。

Ruby

こんにちは、しきゆらです。
気が付くと、年が明けて2月です。

今回は、先輩に教えてもらった謎のコードを解読していきます。
謎のコードとは下記のもの。

[ruby]
ObjectSpace.each_object(ActiveRecord::Relation).each(&:reset)
GC.start
[/ruby]

いきさつ

AWS上にあるインスタンスでRailsを動かしていました。
その中で、DBのデータにミスがあったので、1.5万件ほどのデータに紐づく諸々の差し替え作業を行っていました。
このときにおこった問題としては「メモリ使い過ぎで怒られる」という状況でした。
コードを書き換えたりループを工夫したりしても解決せず困っていたとこで先輩が下記のようなコードを教えてくれました。

[ruby]
ModelClass.find_in_batches do |objects|
# 差し替える処理

ObjectSpace.each_object(ActiveRecord::Relation).each(&:reset) # ???
GC.start # ???
end
[/ruby]

このコードが入ると、途中で処理を止められることなく走らせることができるようになりました。

その当時は、先輩すげぇ~と思いながら後で調べておこうと思ってメモしておきました。
そのまま放置されていたものを思い出したので、時間のあるうちに調べてみよう、ということで調べてみました。

ObjectSpaceとは

そもそも、見慣れないクラス名です。
調べてみると、Rubyさんの組み込みモジュールでした。
リファレンスでは

全てのオブジェクトを操作するためのモジュール
module ObjectSpace (Ruby 2.7.0 リファレンスマニュアル)

とのこと。

わかるようなわからないような・・・という感じですが、定義されているメソッド類を見てみると
Rubyで定義したオブジェクトたちに対してあれこれしたり、プロファイルを取るときなどに使われるもののようでした。

ObjectSpace#each_object

その中に、ありました「each_object」メソッド。
「ObjectSpace」が何かわかれば、メソッド名で何をするものなのか大方予想が付きますね。

調べてみると、

指定されたクラスとObject#kind_of?の関係にあるすべてのオブジェクトに対して繰り返す
ObjectSpace.#each_object (Ruby 2.7.0 リファレンスマニュアル)

とのこと。
上記のコードでは「ActiveRecord::Relation」クラスのオブジェクトすべてに対する処理を行うということですね。

こいつは、ブロックを渡すとそのブロックを実行し、繰り返し回数を返すようです。
そして、ブロックが渡らない場合はEnumeratorオブジェクトを返すとのこと。
上記のコードでは、eachメソッドをつなげているので後者ですね。

なお、引数を与えなければすべてのオブジェクトに対して繰り返すようです。
また、Fixnumなどは対象外のようです。

つまり、上記コードの1行目はActiveRecord::Relationクラスのすべてのオブジェクト一つ一つに対して「reset」メソッドを呼び出していることになりますね。

ActiveRecord::Retation#reset

では、「ActiveRecord::Retation#reset」は何者でしょうか。

定義を確認してみると、内部で保持しているデータをすべて破棄しているようです。

つまり、上記コードの1行目が実行されたら、「ActiveRecord::Retationのオブジェクト」はすべて空のデータとなるようです。
1行目の内容は把握できました。
2行目を追っていきます。

GC

見たままGCでしょうね。
一応調べてみると、RubyのGCを制御するためのモジュールでした。
正確な情報は持っていませんが、イメージとしては使用していないデータを解放する仕組みという認識です。
メモリ上にあるいらないものを削除してきれいにしてくれる裏方さん。

GC#start

もう、見たままでしょう。
GC.start (Ruby 2.7.0 リファレンスマニュアル)
GCの処理を始めるためのメソッドです。

別メソッドでGCを禁止するようなこともできるようですが、このメソッドで実行した場合はGCを始めるようです。

すべてを見たうえで

[ruby]
ObjectSpace.each_object(ActiveRecord::Relation).each(&:reset)
GC.start
[/ruby]

たった2行のコードですが、知らないことが満載でした。
処理を簡単にまとめると、この処理の前までに作成されたすべてのActiveRecord::Relationオブジェクトを空にしてGCに削除してもらう感じでしょうか。

1.5万件のデータを処理していると、たくさんの不要なオブジェクトがたまっていき途中で利用できるメモリサイズをオーバーしてしまうということで、それを防ぐために一定の処理を終えると不要になったオブジェクトを削除して次に進む、ということを行っているようですね。

find_eachやfind_in_batchesなどである程度の粒度で処理することなどはわかっていましたが、それですら怒られるのでどうすればいいのかわからないところで、まさか自分でGCを動かして削除させることができるとは・・・。

まだまだ知らないことがいっぱいあるということですね。
まぁよく使うことではないとは思いますが、知っていると困ったときに役に立ちそうです。

まとめ

今回は、先輩が教えてくれた謎のコードを調べながら内容を理解してみました。
ActiveRecordなど、Githubで公開されているコードについては中身を読むことができるので、きちんと中身を知っておくことは大事だなと思いました。

 

今回は、ここまで。
おわり。

Ruby

こんにちは、しきゆらです。
今回は、文字列の先頭・末尾にある特定のものを正規表現で頑張らずとも判定する方法を知ったのでメモしておきます。

文字列の中に、特定のものが入っているかを判定するためには正規表現というものを使う場合があります。
そして、含まれているかどうかを判定するためのメソッドとして「String#match?」があります。
instance method String#match? (Ruby 2.6.0 リファレンスマニュアル)

しかし、文字列の先頭・末尾が特定のものかどうかを判定するためにmatch?を使うのはもったいないことでした。
というのも、この時にはより状況にマッチしたメソッドがあるからです。
それが「String#start_with?」「String#end_with?」です。
instance method String#start_with? (Ruby 2.6.0 リファレンスマニュアル)
instance method String#end_with? (Ruby 2.6.0 リファレンスマニュアル)

これらのメソッドは、機能はシンプルだが高速に処理できるようです。
Ruby: 文字列マッチは正規表現より先に専用メソッドを使おう
Ruby の文字列マッチ判定のパフォーマンス · Yuichi Takada

ということで、知らないメソッドシリーズでした。
ちなみに、これらはrubocop-performanceで怒ってもらえるようです。
Class: RuboCop::Cop::Performance::StartWith — Documentation for bbatsov/RuboCop (master)

今回、はここまで。
おわり

JavaScript,Ruby,Windows,環境構築

こんにちは、しきゆらです。
今回は、SimpackerというGemを使ってサーバ・フロント両方が良しなに動いてくれる環境を整えていきます。

今回はWSL2環境にUbuntuを入れ、そこで動かすことを想定しています。

Ruby,Windows

こんにちは、しきゆらです。
今回は、RSpecで同じ処理を書くことを避ける方法を知ったのでメモしておきます。

 

Railsにてテストを書いているときに、同じようなことを書いてるなぁと思うことがあります。
例えば「このAPIはユーザがいることが前提だ」となると、以下のようなことをいろんなテストで書くことになります。

[ruby]
before do
user = FactoryBot.create(:user)
end
[/ruby]

同じことを書くのは無駄ですよね。
何より繰り返し!修正面倒!!

ということで、このように特定の時に共通する処理を実行してほしい時にどうすればいいかわからなかったので、調べてみた結果をまとめます。

 

Ruby,Windows

こんにちは、しきゆらです。
今回は、RailsとRSpec、DatabaseCleanerを使った環境で起こったちょっとした問題と、(その場しのぎな)回避方法をメモしておきます。

Rails6環境で、DatabaseCleanerというGemを使ってテスト環境を毎回きれいにするようにしています。
そんな中、テストを複数実行すると2回目以降で以下のように怒られる現象に悩まされていました。

[bash]
ActiveRecord::NoEnvironmentInSchemaError:
Environment data not found in the schema. To resolve this issue, r
rails db:environment:set RAILS_ENV=test
[/bash]

 

調べてみると、これは「DBに保存されている環境情報がないから、それを設定してね」というメッセージとこのと。
https://blog.freedom-man.com/no-environment-in-schema-error

実際、上記のコマンドを実行した後にDBを確認するとしっかり情報が入っていましたが、テストを実行した後にはきれいさっぱりになっていました。

[sql]
# rails db:environment:set RAILS_ENV=test を実行した後
mysql> select * from db_name.ar_internal_metadata;
+————-+——-+—————————-+————–
| key | value | created_at | updated_at
+————-+——-+—————————-+————–
| environment | test | 2019-09-23 13:21:49.081104 | 2019-09-23 13
+————-+——-+—————————-+————–
1 row in set (0.00 sec)

# specを実行した後
mysql> select * from rts_test.ar_internal_metadata;
Empty set (0.00 sec)
[/sql]

これでは、確かに毎回設定しないといけません。

しかし、これはおかしな話です。
テストを回すたびに同じ環境情報を入れるなんて面倒でしかありません。

DBの情報がまっさらになっているので、DatabaseCleanerさんが悪さをしている可能性があります。
さらに調べてみると、(だいぶ古いですが)どうやらすでにissueとして報告されているようでした。
https://github.com/DatabaseCleaner/database_cleaner/issues/445

そして、最近これに関連したPRが動いているようです。
https://github.com/DatabaseCleaner/database_cleaner/pull/588
コードを見てみると、上記のar_internal_metadataを削除しないようにしてくれているようです。

しかし、執筆時点ではまだマージされていないので次のバージョンアップまで待ちましょう。
どうしても待てない!という場合は、diffを参考にコードを編集すればとりあえず回避することはできます。

今回はここまで。

おわり