【Radeon】ドライバ成熟記録 v23.9.2 vs 23.9.3
こんにちは、しきゆらです。
今回もドライバ更新が来たのでRadeonドライバ間の性能比較をしていきます。
そして、これを書いている間にFSR3対応のプレビュードライバが出たらしい話をみて絶望しています。
投稿終わったらまたベンチマーク回さないと・・・。
Adrenalin 23.9.3のリリースノート
リリースノートはこちら。
New Feature Highlights
- 新しいゲームのサポート
- MeanVarianceNormalization (MVN) とStable Diffusionの最適化
Known Issues
- パフォーマンスメトリクスで様々なゲームのFPSがN/Aと表示される
- AMD Software: Adrenalin EditionでAV1コーデックを利用して録画をした場合、音声と動画の同期がずれる場合がある
- AMD Linkを使用して選択したゲームのストリーミング中にエンコード形式を変更すると、ディスプレイが断続的にフリーズすることがある。一時的な回避策として、事前にエンコード形式を選択しておくことをおススメする。
- RX7900XTXなどの製品で、Counter Strike 2をプレイ中に断続的にドライバがクラッシュする。 一時的な回避策として、MSAAとFSRを無効化して。
性能比較
では、ベンチマーク比較をしていきます。
これまでのRadeonドライバの性能比較に関してはタグ「ドライバ成熟記録」からご覧ください。
基本的に各ベンチマークを3回計測し、その平均をグラフにしています。
PC構成は以下の通り。
3DMark
ベンチマークの定番、3DMarkです。 スコアをグラフ化しているので、長い方が性能が高いです。
結果はこちら。
結果を見ると、Speed Wayが130(2%)程度スコアが上がっています。
ただ、それ以外のところではFire Strike Ultraで270(2%)程度、Time Spyで85(1%)程度、Port Royalで90(1%)程度下がっています。
ホグワーツレガシー
これまで通り、しきゆら式ルートを手動周回して計測したものをグラフ化しています。
FPSをグラフにしているので、長い方が性能が高いです。
計測ルートについてはこちらを参照ください: 【Win】ホグワーツ・レガシーを購入したので遊びつつベンチマークする
まず初めにアップスケーラ無しの環境でのレイトレ有無による性能を比較した結果がこちら。
結果を見ると、FHDではレイトレ有環境(青)で5FPS程度、レイトレ無(黄)で4FPS程度の上昇が見えました。
WQHDのレイトレ無環境(緑)では7FPS程度落ちています。
続いて、FSR2をクオリティ設定で有効にした場合の比較はこちら。
レイトレ有(青)では若干上昇していて、レイトレ無(赤)だと若干低下していそうに見えます。
ただ、前回の記事と比較するとレイトレ有(青)は70FPSを超えており、レイトレ無(赤)は130FPSを超えていないのでドライバ以外の影響なのかもしれません。
Cyberpunk2077
Cyberpunk2077はゲーム内にあるベンチマーク機能の結果をグラフ化しています。 FPSなので、長い方が性能が良いです。
ただしX(Twitter)でつぶやいていた通り、今回のv23.9.3だと結構な頻度でベンチマーク中にゲームが落ちてしまうようになっています。
普段は極力ファンを回して温度が上がらないようにしていたのですが、その設定を入れていると落ちてしまってデータ計測ができなかったので、ファン設定等が異なっている点に注意してください。
アップスケーラ無し・レイトレ設定サイコの環境で比較した結果はこちら。
結果を見ると数FPS程度の増減は見られますが、過去の傾向と同じく極端な性能の伸び・低下は見えません。
続いて、FSR2を自動設定で比較した結果がこちら。
こちらも同様数FPS程度の増減にとどまっています。
Final Fantasy 15ベンチマーク
FF15ベンチマークです。
高品質設定でのスコアをグラフ化しているので、長い方が性能が高いです。
結果はこちら。
そこまで大きな変化は見られない印象でした。
画像生成
Stable Diffusion DirectML版でハローアスカベンチマークを実行したときの生成速度を比較します。
生成時間をグラフ化しているので、短い方が性能が良いです。
結果はこちら。
23.9.3環境だと3秒程度生成速度が速くなっていますが、これがリリースノートにある最適化の影響なのかは不明です。
MeanVarianceNormalization (MVN)が何なのかをきちんと理解できていないので、影響があるのかどうかも分かっていないです・・・。
まとめ
今回は、Adrenalin Edition 23.9.3がリリースされたので、前バージョンの23.9.2と比較してみました。
手元の環境では、v23.9.3はゲームが落ちたりする現況が多く起きているのでできれば早く次のバージョンに変えてしまいたいと思うくらいのドライバでした。
ただし、調べてみてもあまり落ちるとかいう話は見えなかったのでおま環かと思いますが、次バージョンで改善することを祈ります。
今回は、ここまで。
おわり
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