【Radeon】ドライバ成熟記録 v23.8.1 vs 23.8.2
こんにちは、しきゆらです。
今回は、AMD Software: Adrenalin Edition 23.8.2がリリースされたので、前バージョンの23.8.1との比較をしてみます。
過去の記録については、ベンチマークやRadeonドライバ成熟記録タグをご覧ください。
Adrenalin 23.8.2のリリースノート
まずは、v23.8.2のリリースノートを見ておきます。
- ハイライト
- Starfieldのサポート
- RX7900XTX / RX7900XTで4K環境でStarfieldをプレイした場合、v23.8.1と比較して16%パフォーマンスが向上
- Starfieldのサポート
- 不具合修正
- バルダーズ・ゲート3をRX7000シリーズGPU・DirectX 11環境でプレイした場合にアプリケーションがクラッシュしたりドライバのタイムアウトが起こる
- 既知の不具合
- 様々なゲームでパフォーマンスメトリクス情報がN/Aとなる
- AMD Software: Adrenalin EditionでAV1コーデックを利用して録画をした場合、音声と動画の同期がずれる場合がある
- 一部のゲームにて、ローカルディミング設定が有効になっている一部のSAMSUNG FreeSync Premium Proモニタ・テレビが正しい明るさにならない場合がある
ということで、2023/09/06発売のStarfieldのサポートがメインのようです。
なお、DIGITAL PREMIUM EDITIONは最大5日間のアーリーアクセスが可能なので、この版を購入したユーザはすでにプレイ可能となっています。
私もDIGITAL PREMIUM EDITIONを購入したので事前に遊んでいるのですが、v23.8.1だと序盤に起動後一定時間経つとゲームが落ちてしまう状態になっていました。
手元の環境ではv23.8.1で起きていたゲームが落ちる問題がv23.8.2に更新したことで解消されました。
サポートを謳っているので、Starfieldを遊ぼうと思っている方は発売前にバージョンアップすることをおススメします。
性能比較
では、普段通りベンチマーク結果を比較していきます。 これまでのRadeonドライバの比較記事はタグ「ドライバ成熟記録」からご覧ください。
基本的に各ベンチマークを3回計測し、その平均を算出してグラフにしています。
毎度のことながら、PC構成はこんな感じです。
3DMark
ベンチマークソフトの定番、3DMarkです。
Steamの3DMarkは謎に実績機能が付いており、やりこみ(?)要素があるのでぜひ回しましょう。
スコアをグラフにしているので長い方が性能が高いです。
結果はこちら。
前回の記事同様、3DMarkの結果を見ると大きな変化はなさそうです。
数ポイント上がっている印象ですが、性能差を感じるほどではないと思います。
ホグワーツレガシー
ホグワーツレガシーはこれまで通りしきゆら式ルートを手動周回して計測したものをグラフ化しています。
計測ルートについてはこちらを参照ください=> 【Win】ホグワーツ・レガシーを購入したので遊びつつベンチマークする
FPSをグラフ化しているので、長い方が性能が高いことを表しています。
アップスケールなしでレイトレの有無で比較した結果がこちら。
結果を見ると、若干ではありますがどの場合も23.8.1の結果よりも低くなっています。
特に、FHD/レイトレ無(黄)が20FPS程度落ちているので144Hzモニタで遊ぶ場合に上限張り付きを狙うのは厳しいかもしれません。
続いて、アップスケールありの場合でレイトレの有無を比較した結果がこちら。
上記同様、どちらも23.8.1よりもFPSが下がっています。
レイトレ最高(サイコ)で平均80FPS出ていたところが68FPSまで落ちるので目に見えて影響が出るかもしれません。
Cyberpunk2077
Cyberpunk2077はゲーム内にあるベンチマーク機能の結果をグラフ化しています。 FPSなので、長い方が性能が良いです。
アップスケーラ無し環境でのレイトレの有無を比較した結果がこちら。
23.8.2に更新した場合、極端に下がっているわけではなさそうですが、数FPS程度落ちていそうです。
続いて、アップスケーラを有効化し自動設定で比較した結果がこちら。
こちらも同様、23.8.2に更新すると数FPS程度下がるようです。
前回の23.7.2から23.8.1への更新で上がった分を失った印象でしょうか。
Final Fantasy 15ベンチマーク
個人的に、FF15はベンチマークだと思っています。本編はやったことありません。 設定は高品質、各解像度のスコアをグラフ化しています。 なので、長い方が性能が高いことを表しています。
結果はこちら。
こちらも他のゲームと同様、23.8.2に更新するとスコアが100~800程度落ちています。
画像生成
Stable Diffusion DirectML版での生成速度を比較します。
10枚生成したときの時間を比較するので、短い方が性能が良いです。
なお、今回からv1.5.2を使っています。
結果はこちら。
23.8.2に更新した場合、4秒程度生成が遅くなっているようです。
ただ、そもそも5分弱かかるので4秒は誤差の範囲なので目に見えて遅くなった印象はありませんでした。
Starfield
23.8.2からStarfieldのサポートが入っているので比較・・・と行きたかったのですが、前述の通り23.8.1だと起動後一定時間経つとゲームが落ちてしまい計測できずでした。
ただ、23.8.2に更新するとこの問題は起きなくなったので、Starfieldを遊ぼうと思っている方は更新しておくことをおススメします。
まとめ
今回は、Starfieldに対応したバージョンであるAMD Software: Adrenalin Edition 23.8.2がリリースされたので、前バージョンの23.8.1との比較をしてみました。
結果としては、手元の環境で起きていた23.8.1環境でStarfieldが落ちる不具合は23.8.2に更新したことで解消したのですが、それ以外のゲームでは少なくとも数FPS程度下がることがわかりました。
特に、ホグワーツレガシーでは大きく落ちているので、これをよく遊ぶ場合は更新を見送ってもよいかもしれません。
ただ、個人的には近々リリースされそうなFSR3を待っているので、これがリリースされるまで正座待機です。
今回は、ここまで。
おわり
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