【比較】Pixel 9 Pro XLを購入したのでPixel 8 Proと比較してみる
こんにちは、引っ越しのためバタバタしているしきゆらです。
今回は、Pixel 9 Pro XLを買ったので前モデルのPixel 8 Proと比較してみます。
過去書いた、Pixel 8ProやPixel 7 Proの記事は以下あたりからどうぞ。
Pixel 8 Proとの比較
価格
今シリーズから、ProのラインナップがProとPro XLの2種類になりました。
そして、サイズについてはPro XLが前モデルまでのProと同等になります。
という前提で、前モデルであるPixel 8 ProとPixel 9 Pro XLの価格面での比較をしてみます。
名前 | Pixel 9 Pro XL | Pixel 8 Pro |
---|---|---|
価格 | ¥177,900から | ¥159,900から |
前モデルから2万円程度の値上がりです。
Pixel 7 Proが¥125,000くらいからだったので2世代で5万円も値上がりしてます。
もう安い印象はもうありません。
外観
本体の見た目もPixel 8 Proから変更点が多いです。
ここ数世代はカメラ部分がバー状に飛び出る見た目でしたが、バーではなく丸く飛び出る形になりました。
画像は、左がPixel 9 Pro XL、右がPixel 8 Proです。
以下、すべて同じ並びで並べます。
ピントが合ってませんが、横から見るとこんな感じ。
Pixel 8 Proでは淵が丸みを帯びていましたが、Pixel 9 Pro XLではまっすぐになっています。
この影響で、見た目ではかなり厚みを感じます。
また、Pixel 9 Pro XLは結構iPhone感があります。
また、ボタン類が若干上方向に位置がずれています。
この辺は個人的にはあまり気になりませんが、人によってはイラっとする方がいるかも。
機能
Pixel 9シリーズからの新機能としては、スマホ1台で集合写真を撮れる「一緒に映る」、撮った写真を画像生成により編集できる「編集マジック」があります。
一緒に映る機能は面白い一方、やはり実際には一緒にはいないので映る側の技量によって不自然になりそうな印象。
編集マジックも、消しゴムマジックが出てきた時のインパクトほどはない印象です。
その他、細かいところだと指紋認証が光学式から超音波式に変更されてます。
速度や精度が向上しているのが嬉しいところ。
ただ、画面内に諮問センサーがあるため、画面フィルムによっては認識が悪くなったりしやすいので注意が必要です。
カメラ性能
前回同様、適当なところを撮って比較してみます。
特に設定をせず、カメラアプリを起動して広角・標準・2倍・5倍・30倍を撮ってみました。
左がPixel 9 Pro XL、右がPixel 8 Proです。
0.5倍(広角)はこんな感じ。
1倍はこれ。
2倍
5倍
30倍
食べ物を撮ってみるとこんな感じ。
前モデルでも十分綺麗なので、差はあまりわかりません。
素人目にはすでに十分綺麗に撮れている印象です。
30倍ズームのときを比較してみると、色合いが若干Pixel 9 Pro XLが青っぽい印象ですが
画像内の青要素が多いので、補正で引っ張られているのかもしれません。
その他スペック
スペック比較は以下の通り。
項目 | Pixel 9 Pro XL | Pixel 8 Pro |
---|---|---|
高さ | 162.8mm | 162.6mm |
幅 | 76.6mm | 76.5mm |
厚さ | 8.5mm | 8.8mm |
画面サイズ | 6.7 インチ(171 mm) | 6.7 インチ(170 mm) |
解像度 | Super Actua ディスプレイ(1344 x 2992)LTPO OLED、486 PPI | Super Actua ディスプレイ(1344 x 2992)LTPO OLED、489 PPI |
輝度 | 最大輝度 2,000 ニト(HDR)、3,000 ニト(ピーク輝度) | 最大輝度 1,600 ニト(HDR)、2,400 ニト(ピーク輝度) |
リフレッシュレート | 1~120 Hz | 1~120 Hz |
バッテリー | 5,060 mAh | 5,050 mAh |
充電 | 有線: 最大 37W 無線: 最大 23W | 有線: 最大 30W 無線: 最大 23W |
プロセッサ | Google Tensor G4 | Google Tensor G3 |
RAM | 16GB | 12GB |
広角カメラ | 50 メガピクセル Octa PD 広角カメラ | 50 メガピクセル Octa PD 広角カメラ |
超広角カメラ | 48 メガピクセル Quad PD ウルトラワイド カメラ ・絞り値; f/1.7 ・画角: 123° | 48 メガピクセル Quad PD ウルトラワイド カメラ ・絞り値; f/1.95 ・画角: 126° |
望遠カメラ | 48 メガピクセル Quad PD 望遠カメラ | 48 メガピクセル Quad PD 望遠カメラ |
前面カメラ | 42 メガピクセル Dual PD 自撮りカメラ(オートフォーカス機能付き) | 10.5 メガピクセル Dual PD 自撮りカメラ(オートフォーカス機能付き) |
OS更新保障 | 7年 | 7年 |
見た目と異なり、厚みは0.3mm薄くなっていますが、それ以外はほぼ同じサイズです。
単純にRAMが4GB増加しているので、アプリによっては動作が速くなるかもしれません。
AIスマホ、というくらいなのでAI関連の動作では安定して動作するようになっているのかもしれません。
また、前面(イン)カメラの画質が大きく向上しています。
インカメラで自撮りする方には嬉しい変更点かなと思います。
その他、有線での充電が30wから37wに若干向上しているので、若干充電速度が速くなっているのかな。
輝度も上がっているので、より屋外でも使いやすくなっています。
より細かい情報含めて、Google Storeでも比較できるので必要に応じてこちらも確認いただければ。
使ってみた感想
Pixel 7 Proのころから性能等に不満はなかったんですが、新シリーズの発売のタイミングがキャッシュバックや下取り等で実質安くなるので、毎年買い替えています。
そんな持ち余しているユーザが使ったざっくり感想を置いておきます。
良かったところ
微妙なところですが、アプリの起動が少し早くなった印象があります。
Pixel 8 Proのころは、アプリアイコンをタップしてから画面が表示されるまでの時間が、一部アプリで異常なくらい時間がかかるものがありました。
それが、少し改善されたかな、という印象。
調べてみると、アプリ起動が約17%高速化された、との記載もあったのでプロセッサの違いが影響しているのかなと思われます。
・・・と正直なところこの程度しか良かったところを思いつきませんでした。
Pixel 9シリーズはAIスマホ、という感じでPRされていますが、普段スマホからAIを使って画像編集したりチャットで問い合わせたりということをしないので、あまり利点となっていないのが悲しいところです。
微妙なところ
前モデルのPixel 8 Proのときも書きましたが、やはり価格がネックです。
前モデルから2万円弱の値上げ、円安等の影響もあるとはいえ、どんどん高いスマホになっていく印象です。
まぁ、ちょっと前までのPixelとは異なり日本でのシェアも高くなっているところを考えると、利益の刈り取り時期なのかもしれません。
また、見た目が変わったところも個人的には微妙な点でした。
個人的にはPixel 7 Proの見た目が一番好きでしたが、Pixel 8 Pro、今回のPixel 9 Pro XLとどんどん他社のスマホに近づいているように思います。
特に、Pixel 9 Pro XLでは側面が丸っとしたデザインからiPhone的なデザインになっています。
今回購入したObsidianは黒系なので、まるっきりiPhoneです。
なぜこのデザインにしたのか、という所。
まとめ
今回は、Pixelシリーズの新機種であるPixel 9 Pro XLを購入したので前モデルのPixel 8 Proと比較してみました。
2世代前のモデルですらほぼ不満がなかったので、Pixel 9 Pro XLを買ったから何か良くなったか、というとあまりよくなったところはない印象です。
ただ、「良かったところ」で記載した通りアプリの起動が速くなったので、そこに不満がある方には買い替える利点があるのかもしれません。
個人的には、Pixel Pro Foldの方を購入すべきだったかもしれない、と感じています。
普段スマホですることは本を読むか、出かけるときの経路検索、軽く写真を撮る程度です。
この中で、経路検索・写真については不満はありません。
不満があるとすれば画面サイズが小さくて本を読むには適していない、という点です。
Pixel Pro Foldで解決できる可能性が高いです。
約26万円なので、これから買うにはかなりハードルが高いですが・・・。
今回は、ここまで。
おわり
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