【Raspberry Pi】CentOS7をインストールする

Linux,Raspberry Pi,環境構築

こんにちは、しきゆらです。

以前、Raspberry PiにRaspbianを入れました。

【Raspberry Pi】OSのインストールから日本語化までを設定

 

しかし、この後幾度となく制御不能となる、謎の現象が・・・。

基本的なコマンド(lsなど)が使えなくなり、制御不能となってしまう。

原因を調べてもよくわからない。

 

ということで、使い慣れたCentOSに乗り換えてみました。

今回は、基本的なOSのインストールから日本語設定までを行っていきます。

 


 

OSインストールの準備

まずは、SDカードのフォーマットから。

SDフォーマッタというソフトを使っていきます。

Win/Mac両方に対応しているので、環境にかかわらず利用できます。

 

 

SDカードをPCに差し込み、「フォーマット」を押すだけ。

(今回は「上書きフォーマット」を選択して作業しました。)

 

フォーマットには時間がかかるので、その間に次に進みます。

Raspberry Pi用のCentOSがあるので、それをDLします。

https://buildlogs.centos.org/centos/7/isos/armhfp/

この中にある「CentOS-Userland-7-armv7hl-Minimal-1611-test-RaspberryPi3.img.xz」と言うものを落としてきます。

 

OSのインストール

では、実際にインストールしていきます。

といっても、前回の記事とほぼ同じです。

# まずは、OSの解凍
 $ xz -d CentOS-Userland-7-armv7hl-Minimal-1611-test-RaspberryPi3.img.xz
 $ df -h
 (省略)
 /dev/disk2s1	xxxx	xxxxx	xxxxx

 $ diskutil unmount /dev/disk2s1
 $ sudo dd bs=1m if= of=/dev/rdisk2 of=CentOS-Userland-7-armv7hl-Minimal-1611-test-RaspberryPi3.img

※場合によっては名前が違うか

もしれません。容量とかで確認してください。

 

さて、OSを書き込めたらRaspberryPi

に差し込んで電源ON。C

entOSのrootアカウントは以下の通り。

login : root

Password : centos

 

 

インストール後の設定

パーティションサイズの変更

どうやら、デフォルトの状態では2GBしか認識していないようです。

そこで、拡張しましょう。

といっても、難しいことはなく以下のコマンドを叩くだけです。

/usr/local/bin/rootfs-expand

 

後は、普段通りシステムのアップデート。

yum update

もし、エラーなどで動かない場合は、「/etc/yum.repos.d/CentOS-armhfp-kernel.repo」を変更しましょう。

 name=CentOS Kernels for armhfp
 #以下行を修正する
 baseurl=http://mirror.centos.org/altarch/7/kernel/$basearch/kernel-$kvariant
 # 変更後
 baseurl=http://mirror.centos.org/altarch/7/kernel/$basearch/kernel-generic
 enabled=1
 gpgcheck=1
 gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-7
        file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-SIG-AltArch-Arm32

これでOKなはずです。

 

ここで、修正するにはviを使わなければいけないのですが、どうもキーボードの設定がUS仕様になっているのか「:」が打てず、viをどう終了するのかわからずに困りました。

調べると、「ESC」を推して「ZZ」で保存して終了できます。

 

日本語設定

今後困らないように、キーボードなどの設定をしていきます。

 

# キーボードの設定
localectl set-keymap jp106
localectl set-keymap jp-OADG109A
# 文字コードや言語設定
localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8
 
# 設定を確認
localectl

指定したようになっていれば完了です。

 

後は、好きなように設定しましょう。

 

今回は、ここまで。

次回は、viとか使いたくないのでEmacsやRubyのインストールをしていきます。

 

おわり。

Posted by しきゆら