【比較】Pixel Watch 4 45mmモデルを買ったので、前モデルのPixel Watch 3と比較してみる
こんにちは、しきゆらです。
先日謎の不動産訪問販売の人から謎のお説教を食らってもやもやしています。
直接は書きませんが、某E社とかいう不動産会社は滅びるべき。
さて今回は、Pixel 10 Pro Foldと同日発売されたPixel Watch 4について、届いてから1週間程度使ってみたので簡易的に比較してみます。

Pixel Watch 4の新機能・変更点
デザイン刷新
Pixel Watch 4からの変更点としては、ドーム型のディスプレイを搭載しています。
なお、このドーム型ディスプレイは業界初とのこと。
これに関連して、ディスプレイサイズもPixel Watch 3よりも10%大きくなっているようです。
前モデルまでもディスプレイ周囲が丸みを帯びていたのでぱっと見の変化は小さいですが、
画面表示の見た目が若干変化したように思うので、この辺は使った感想のところで記載しようと思います。
充電端子の変更
初代Pixel WatchからPixel Watch 2の時にもありましたが、充電端子が変更されました。
これまでは、Pixel Watchの裏側に充電端子がありましたが、Pixel Watch 4からは側面に移動しています。
Pixel Watch 2・3からの乗り換えをされる方は充電器も変更になるのでご注意ください。
特に、外部の充電スタンド等をお使いの場合に影響が大きいかと思います。
Geminiの「手を上げて話す」
Gemini自体はPixel Watch 3でも利用できましたが、Pixel Watch 4からは手を上げて話しかけるだけでGeminiを呼び出すことができるようになりました。
これまでは、ボタンを押したり「OK、Google」と声をかけてから立ち上げる形でしたが
Pixel Watch 4では手を持ち上げて口元にもっていくとGeminiが立ち上がるようになってます。
なお、設定はデフォルトでOFFになっているようなので、使いたい場合は有効にしてあげる必要があります。
バッテリーの持ちが向上
Pixel Watch 3では、ディスプレイの常時表示設定で24時間使用可能、と謳っていましたが
Pixel Watch 4では、同じく常時表示設定で最大30時間(41mm)/40時間(45mm)使用可能となっており、大幅に電池の持ちが改善しているようです。
電池容量としては、41mmモデルが32mAh、45mmが455mAhとなっています。
なお、上記の通り41mmモデル・45mmモデルにより稼働時間が異なる点は注意。
バッテリーがより長時間持つデバイスが欲しければ45mm一択になりそうです。
・・・一般的にディスプレイの常時表示をどの程度使っているのか、ということに疑問はありますが
実際に使うなかでどの程度稼働時間が向上したかは、この後の使った感想のところで記載しようと思います。
そのほか
・心電図機能が日本でも利用可能になった
心電図の機能が日本でも使えるようになったとのこと。
Pixel Watch 4のみの機能ではないですが、Pixel Watch 4は届いたタイミングから利用可能です。
前モデルのPixel Watch 2や3にも今後展開されるとのことなので、前モデルを使っている方は更新を待つ形になりそうです。
・Wear OS 6搭載
これもPixel Watch 4のみの機能ではないですが、初期状態からWear OS 6が搭載されています。
UIがよりスマートフォンのPixel シリーズと同じMaterial 3 Expressiveを採用しており、Pixelに身をささげている場合は統一感のある見た目になっています。
過去のモデルであるPixel Watch 2・3にも順次配信されるとのことですが、更新するとUIが結構変わるのでご注意。
また、初代Pixel Watchには配信されないようです。
・・・ざっくりですがPixel Watch 4の新機能や変更点をまとめてみました。
次からは、開封の儀です。
開封の儀
では、いつも通り箱から。
ここ最近のPixelおなじみになっている紙っぽい箱です。

本体はこちら。
・・・これだけ見ても特におぉ、とはなりませんが前モデルよりも若干マルコロンとした印象です。

では、前モデルのPixel Watch 3と比較してみます。
並び順としては、左がPixel Watch 4、右がPixel Watch 3です。
画像だとわかりにくいですが、Pixel Watch 4の方がまるコロンしています。

裏面はこちら。
Pixel Watch 3では裏面に充電端子がありましたが、Pixel Watch 4ではなくなっています。

そして側面、竜頭がないほうです。
Pixel Watch 4では充電端子がここに移動しています。
側面ということで、触れる機会は多いはずなので長期使用した時に接触不良になったりしないかが心配になります。
・・・まぁ、前モデルのPixel Watch 3はほぼ常に接触してて問題なかったので、そこまで気にしなくてもよいのかなとも思いますがどうなんでしょうか。

充電した時の見た目はこんな感じ。
充電開始時に充電完了までの目安時間と現在時刻が表示されます。
この見た目は割と好きです。

なお、充電は逆置きでも問題なく充電可能。
ケーブルが手前側・奥側どっちの向きでも充電できるのもGood。
地味に前モデルだと置く向きがあったのでそれがなくなったのは使い勝手が良いです。

画面の様子ですが、写真だと違いが分かりにくいのでこれだけ。
ドーム型ディスプレイだからか全体的に球面に写っているような印象で、デバイス中心が近くなっているように見えます。

簡単なスペック比較は以下の通りです。
センサー類は変更なさそうだったので省略し、差分があるところを抜き出してます。
項目 | Pixel Watch 4 (41mm) | Pixel Watch 4 (45mm) | Pixel Watch 3 (45mm) |
---|---|---|---|
ディスプレイ | Actua 360ドーム型ディスプレイ | Actua 360ドーム型ディスプレイ | Actua ディスプレイ |
最大輝度 | 3,000ニト (ピーク輝度) | 3,000ニト (ピーク輝度) | 2,000ニト (ピーク輝度) |
防水・防塵性 | IP68 | IP68 | IP68 |
バッテリー駆動時間 | 常時表示状態: 最大30時間 バッテリーセーバー時: 48時間 | 常時表示状態: 最大30時間 バッテリーセーバー時: 72時間 | 常時表示状態: 最大24時間 バッテリーセーバー時: 36時間 |
SoC | Qualcomm Snapdragon® W5 Gen 2 Cortex-M55 コプロセッサ | Qualcomm Snapdragon® W5 Gen 2 Cortex-M55 コプロセッサ | Snapdragon W5 Gen 1 Cortex-M33 コプロセッサ |
GPS | デュアル周波数GPS | デュアル周波数GPS | GPS |
価格 | ¥52,800 ~ | ¥59,800 ~ | ¥46,800 ~ |
スマートフォンのPixelシリーズと同じく、どんどん価格が上がってますね。
前モデルの45mmモデルよりも、今回のPixel Watch 4 41mmモデルが高いです。
そのほか、目に見えないですがPixel Watch 4シリーズではGPSがデュアル周波数GPS搭載となっています。
おそらくですが、Fitbit等でのワークアウト時に行うルート検知の精度が向上しているのではないかと思います。
では、次からは実際に触ってよかったところ・微妙だったところをまとめていきます。
ファーストインプレッション
よかったところ
電池の持ちがかなり良くなった
Pixel Watchに関しては、初代から各世代を普段使いしてきましたが、Pixel Watch 4の電池持ちは前モデルまでとは大きく違う印象です。
私の使い方では、Pixel Watch 4はフル充電から電池が切れるまでに1週間程度持ちました。
Pixel Watch 3では4~5日に1回程度の充電頻度でしたが、Pixel Watch 4は数日長く持ちます。
Pixel Watch 3と4を100%充電した状態から両方の腕につけて生活して簡易的に電池持ちを比較してみましたがPixel Watch 3が電池切れになってもPixel Watch 4は10%程度電池が残っている状態でした。
Pixel Watch 3の方は1年ほぼ常に着用していたので電池が多少ヘタっているとしても、Pixel Watch 4は電池がかなり持つ印象でした。
Pixel Watch 3を買ったときも、電池の持ちがよくなったという話を書きましたが
Pixel Watch 4はそれを軽く超えてきてくれました。
4泊5日程度の旅行では電池の持ちを気にしなくてもよさそうです。
充電の向きがなくなった
前にも書きましたが、充電器に設置するときの向きがなくなりました。
どっち向きにおいてもちゃんと充電されるようになったのは使い勝手がかなり良いです。
前モデルのPixel Watch 3では、充電しようと思って充電器をくっつけようとしたときに向きが逆でイラっとする場面が何度もありました。
Pixel Watch 4ではそのイライラがないので、今後は平穏に過ごせそうです。
充電器に置いた時の時計の見た目も好き。
横置きの見た目を生かしたスタンドとかでないかなぁとか思ったりしています。

処理速度の向上を実感できる
そこまで大きな変化ではないですが、ちょっとした場面で処理速度の向上を実感できるくらいにはぬるぬる動いてくれます。
例えば、ロックを解除した時。
Pixel Watch 3では、ロックを解除してワンテンポ遅れてカチッと解除音が鳴ってウォッチフェイスが表示される流れでした。
一方でPixel Watch 4ではロック解除後に即カチッと解除オンが鳴り、同時にウォッチフェイスが表示されます。
ロック解除時のワンテンポ遅い感じがなくなったのはかなり好印象です。
まだ届いて1週間程度しか触っていないので、他のアプリを使ったときにどう処理速度変わったか、というのは確認できていませんが、かなり期待できるのではないかとおもっています。
下取りサービスができた
これはPixel Watch 4がどう、というよりGoogle Storeの良かったところですが、Pixel Watchの下取りサービスが利用できるようになっていました。
スマホのPixelシリーズも毎年買い替えており、毎年下取りに出すので手元に残らないんですが
Pixel Watchにはこれまでサービスがなかったのでずっと手元に古いデバイスが残る状態でした。
古いモデルは捨てるのももったいないので実家に送っていましたが、今後はスマホと同じサイクルで回して行けそうです。
微妙だったところ
また充電器の買い替えが必要になる
よかったところで充電について書いたので、それに関連する点として充電器の買い替えについても書いておきます。
私は、家用と持ち歩くようで充電器を2つもつようにしています。
端子が変わると2つとも買い換えです。
付属しているケーブルと同じものを購入しているので、まだよいですが
別メーカーの充電器を購入・利用している方にはかなりの痛手ではないかなと思います。
充電器・端子の変更はもっと頻度を落としてほしい、一つ買えばある程度の期間使い続けられる、という環境を提供してほしいです。
4世代の間に3つ目の充電器、というのはおかしいでしょう、と思うのは私だけではないはず。
外部メーカーもPixel Watch向けの充電器を作りずらいと思うので、もっと考えてほしい今日この頃です。
↓はMagSafe対応商品ですが、こんな風にいい感じに定位置にまとめて置いておくだけで充電できる充電器が欲しいので、Google先生ころころ充電端子変えないでください。

Pixel 10シリーズと合わせてワイヤレス充電に対応してほしかった
前の記事で書いたように、Pixel 10シリーズからQi2規格に対応・マグネットが内蔵されたので専用のケースがなくてもワイヤレス給電が可能になりました。
そんな中、同じタイミングで発表・発売されたPixel Watch 4ではワイヤレス充電に対応していない、というのはなんだかちぐはぐな感じがします。
まぁ某リンゴ社もあるデバイスではライトニング端子、あるデバイスではUSB-C統一とかしていたのでそんなもんなのかもしれませんが、大々的にアピールしているんだからそろえてくれてもよかったのではないか、と思っています。
リンゴデバイスはいい感じのスマホ・スマートウォッチ・イヤホンの充電台がいろいろ発売されていますが
Googleデバイスはあまりないので、充電端子変えすぎ問題と合わせて何とかしてほしいと思ってます。
今回も価格が高くなった
上のスペック比較のところにも価格は記載していますが、今回のPixel Watch 4シリーズは41mmモデルがPixel Watch 3 45mmモデルよりも1万円以上高くなっています。
45mmモデルについては2万円ほど価格が上がっており、だいぶ強気な価格設定かなと。
まぁ毎回ストアポイントで買っているので実質ただではありつつ、とはいえ価格的にはお勧めしずらい、という微妙な立ち位置な感じがなんとももったいない感じがしています。
まとめ
今回は、Pixel Watch 4を購入したので前モデルのPixel Watch 3と比較してみました。
使用期間は1週間程度なので、詳しい挙動や動作確認とまではいきませんでしたが
その中でも買い替えてよかったと思える点が多くあった印象でした。
ただし、充電端子の変更は多すぎると思います。(n回目)
価格はだいぶ上がっているので、電池の持ちがよくなったので買い替えるべき!とも言いにくいのが難しいところですが
個人的には買い替える価値は十分あるかなと思っています。
ロック解除時のもたつきがなくなったのは結構大きい。
では、今回はここまで。
おわり

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