【macOS/Chrome】meetでLogicool Rallyカメラが使えないので問題を切り分けしてみた
こんにちは、しきゆらです。
今回は、タイトルの通りmacOS上でmeetのカメラを起動すると、Logicool Rallyのカメラのみ映像が映らず黒画面になってしまう問題に当たったので問題切り分けのためにあれこれ試したので、その記録を置いておきます。
自分に近いところだけで起きている問題かもしれないですが、メモとして置いておきます。
macOS Monterey + Google Chrome(以下Chrome) + Logicool Rally(以下、Rally)の環境を使っていて、meetでカメラを使うと黒画面のままで映像を映してくれない問題が起こりました。
Rallyの問題か、Chromeの問題か、OS側の問題かわからないのと、まだ解消できていないので「こんな症状があったらしい」程度の情報として読んでいただければと思います。
環境
確かめた端末の情報を記載しておきます。
端末は以下のものです。
・OS: macOS Monterey 12.6 (執筆時点での最新)
・CPU: M1 Pro(8コアCPU)
・メモリ: 16GB
なお、Rallyのファームウェアについては確認を忘れたのですが、ちょっと前に更新したようなので、おそらく最新かと思います。
症状
macOS Monterey 12環境で動いているChromeにてmeetを利用しているときにカメラをRallyを指定しても黒画面のままで映像を映してくれない問題が起こりました。
面白いのは、Zoom等別アプリでカメラを使うとmeetのカメラも映像を映してくれるようになる、というところ。
なお、カメラはこんなやつ。
現時点での結論
以下で問題切り分け等を記載していきますが、結果だけ知りたい方もいるかと思うので先に書いておきます。
執筆時点での結論としてはRallyカメラの問題+Chromeの問題ではないかと思っています。
詳しい理由等は以下を参照いただければと思いますが、Rallyカメラと別のWebカメラで挙動が異なったことと、Chromeでのみ問題が起こっているため、これを結論としています。
これで、ChromeのバージョンアップやRallyのファームウェアアップデート、はたまたmacOSの更新等で解消すればよいのですが・・・。
問題の切り分け
切り分けとして、ざっくり以下の項目で分けてみました。
- OS・ブラウザのカメラ権限をつけ外ししてみる
- ブラウザを変えてみる
- 別の外付けカメラを使ってみる
それぞれ簡単にまとめていきます。
OS・ブラウザのカメラ権限をつけ外ししてみる
この手の問題でまず疑うべきは「OSやブラウザ側で権限を与えているか」かと思います。
この辺を参考に、権限を一度外した後で再度権限を与えてみました。
結果は、解消せず。
効果はありませんでした。
ブラウザを変えてみる
これも切り分けとしてはよくある、別ブラウザで問題が起こるか、を確かめてみました。
ブラウザ側の問題か、機器側の問題かの切り分けになります。
手元の環境では、Chromeの他にはChrome系ブラウザのVivaldi、別系統のFirefox、macに標準搭載されているSafariで試してみました。
結果ですが、これは効果ありでした。
Chrome系のVivaldiはChromeと同様に黒画面のままでしたが、FirefoxやSafariでは特に何もしなくても映像が映りました。
また、Chromeでmeetを開きRallyカメラを起動すると、黒画面のままでしたが、Firefox等別ブラウザで同様にRallyカメラを起動すると、Chromeのmeetでもカメラがちゃんと映像を映すようになりました。
Chrome(+系統ブラウザ)以外の別アプリでカメラを起動すると、Chromeブラウザでもカメラが映るようになる、というところでこの辺でChrome側の問題説が濃厚となってきました。
別の外付けカメラを使ってみる
機器側の問題切り分けとして、Rallyカメラ以外の別のWebカメラを使って同様の問題が起こるかを確認してみました。
これは、ちょっと意外な結果でしたが、ブラウザにより挙動が異なりました。
Chrome系ブラウザの場合、複数のWebカメラをうまく認識しないことがありました。
一方で、Chrome系以外のFirefoxではすべてのWebカメラを識別・切り替えができました。
Macbook Proに標準搭載されているWebカメラ、Rallyカメラ、別のWebカメラの3つのカメラがある状態で確認してみると、meetの設定画面ではChrome系ブラウザはMacbook ProのWebカメラ+外付けWebカメラのどちらかが選択できる、という状態でした。
なお、OS上は3つすべてのWebカメラを識別している状態でした。
Chrome系ブラウザの問題なのか、外付けWebカメラが複数ある場合にうまく認識・切り替えできないという不具合があるようです。
調べてみると、ChromeのベースになっているChromiumのバグレポートにそれっぽいものが上がっていました。
なお、Firefoxでは特に何もしなくても3つすべてのWebカメラを識別し、切り替えできました。
ということで、これもChromeの問題の可能性もありつつ、Rallyカメラにも問題がありそうな結果でした。
【関連】別の会議室システムを使ってみる
Rallyカメラ以外に、Boseの会議室システムがあったのでこちらでも動作確認してみました。
型番はわかりませんが、こんなやつ。
試してみると、こちらはChrome系でも問題なくカメラが起動して映像を映してくれました。
・・・となるとRallyカメラにも問題がありそう、ということでしょうか。
まとめ
今回は、macOS Monterey + Google Chrome(以下Chrome) + Logicool Rally(以下、Rally)の環境でmeetのカメラを起動すると、映像が映らず黒画面のままになってしまう問題が起きたので、いろいろ問題切り分けのために試したことと、その結果をざっくり記載してみました。
諸々試したり調べたりで結構時間を使いましたが、結果としてはいくつかのところに問題がありそう、というところまでしかわかりませんでした。
後は、ChromeやRallyカメラのアップデートで解消することを祈ります。
今回は、ここまで。
おわり
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