【Azure】Functionsのコードをローカルで実行する
こんにちは、しきゆらです。
前回まで、Azure Functionsの環境構築とテンプレコードをデプロイする方法をまとめました。
今回は、Functionsのコードをローカルで実行する方法をまとめます。
・・・デプロイする前にこの記事を書くべきだったかな、と思う今日この頃です。
ローカル実行の準備をする
Azure Functions Core Toolsという管理ツールがMicrosoftが公開しています。
これを使うので、ダウンロード・インストールしておきましょう。
ここでは、WSL2上のUbuntuで実行するのでLinux版の手順を踏みますが、お使いの環境に合わせて読み替えてください。
まずは、Core Toolのインストール準備として以下のコマンドを実行します。
# リポジトリの追加
curl https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | gpg --dearmor > microsoft.gpg
sudo mv microsoft.gpg /etc/apt/trusted.gpg.d/microsoft.gpg
# リポジトリ情報を更新
sudo apt-get update
# Core Toolをインストール
sudo apt-get install azure-functions-core-tools-4
Core Toolをインストールするとfuncコマンドが使えるようになります。
これを使って実行します。
コマンドリファレンスは以下をご覧ください。
ローカルでコードを実行する
ここでは、ローカルでテンプレコードを実行してみます。
外部APIをたたくコードだったりすると影響があるかもしれませんが
シンプルに何らかのデータを受けて整理した結果を返すような簡易的な関数であればローカルで動作確認が可能なので、その参考としていただければと思います。
コマンドはfunc start
です。
テンプレの中ではstart
コマンド内で呼ばれているので、実行してみます。
> npm run start
Core Tools Version: 4.0.6821 Commit hash: N/A +c09a2033faa7ecf51b3773308283af0ca9a99f83 (64-bit)
Function Runtime Version: 4.1036.1.23224
[2025-04-13T08:00:45.874Z] Worker process started and initialized.
Functions:
httpTrigger: [GET,POST] http://localhost:7071/api/httpTrigger
こんな感じで、テンプレコードをlocalhostで実行できました。
アクセスすると、Hello Worldと表示されるはずです。
これにて、Functionsのコードをローカルで実行できるようになりました。
まとめ
今回は、Functions向けに開発しているコードをローカルで実行する方法をまとめました。
短いですが、コードを書いてとりあえず動かす、というのが実現できたかなと思います。
今回は、ここまで
おわり
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