【Win】なんとなくデスクトップPCを組んでみた ベンチマーク編
こんにちは、しきゆらです。
今回は、少し間が空きましたが作成した自作PCのスペックを図っていきたいと思います。
ベンチマーク?
よく聞くベンチマークとは何か。
簡単に言えば、メーカーや型番の異なる製品等の性能を同じ指標で評価するためのものです。
例えば、CPUで言えばIntel製CPUとAMD製CPUではそもそもメーカが異なるため単純な比較はできないでしょう。
また、Intel製CPUでもi3やi5などのシリーズや、世代によっても性能が異なります。
これらを比較するために、同じ処理をさせてどのくらいスコアに差が出るかを測定するのがベンチマークです。
今回は、CPUとGPUのベンチマークをとっていきます。
なお、自作PCのスペックは以前までの記事を参照してください。
Cinebench
Cinebench R20 – MAXON | 3D FOR THE REAL WORLD
いわずと知れた、主にCPU性能を図るための有名なベンチマーク。
マルチコア性能と、シングルコアの性能を図ることができます。
今回は、Cinebench R20で計測しました。
結果は以下の通り。
マルチコア性能は2760cb、シングルコア性能は387cbでした。
MP Ratioは、マルチコア性能をシングルコア性能で割った値になっています。
ここが高いほど、コア1つを使うよりも複数のコアを使った処理のほうが性能が高いことになりますね。
他CPUとの比較 マルチコア性能部門
他のCPUとのスコアランキングは以下の通りでした。
まずは、マルチコア性能のランキングです。
オレンジ色の部分が、今回計測したスコアになります。
トップのスコアがすさまじいことになっていますが、Intel XeonやAMD Ryzen Threadripperは一般向けではなく、サーバやクリエイター向けのCPUなのであまり参考にならないかと思います。
それ以外の部分で見ると、Ryzen7 1700XやCore i7-7700K、6700HQあたりが近いスコアを出していますね。
Core i7といえばハイスペックCPUとしておなじみですが、第6・第7世代のCore i7よりも今回組み込んだRyzen5 2600のほうがスコアが高いことがわかります。
他CPUとの比較 シングルコア性能部門
結果はこちら。
こちらを見ると、マルチコア性能では上回っていたCore i7 7700Kですが、シングルコア性能では大きく差が開いていました。
100近くスコアが低かったです。
Ryzen7 1700Xよりはシングルコア性能が高いので、第1世代よりも順当にスコアが上がっていることがわかります。
これまでの結果から、今回測定したRyzen 5 2600はCore i7 7700Kよりもマルチコア性能が高いが、シングルコア性能は低いことがわかります。
ゲームなどは単コア性能が必要になりやすいためRyzen5は不利ですが、動画の書き出しなどはマルチコア性能が生かせそうなので有利になりそうです。
このように、どちらも一長一短あるわけですね。
値段とスペックからすると、かなりコスパは良さそうなRyzenですが、用途によっては合わないことがあるのでしっかり確認すると無駄にならないかと思います。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION Benchmark | SQUARE ENIX
グラフィック性能を見るためのベンチマークソフト。
ゲームが動けば何でもできる、と言われることもありますからこれが快適に動けばたいていのことはできるのではないか、ということですね。
このFF15ベンチ、かなり処理が重たいようです。
スコア6000以上で「快適」判定になるようですが、GeForce1070や1080ですら6000代なのでかなりハードルは高そうです。
結果は以下の通り。
なお、今回は1920×1080で高品質設定で動かしてみました。
スコアは5675で「やや快適」判定。
6000には届きませんでしたが、ほぼほぼ問題はなさそうでした。
標準性能で動かせば快適に遊べそうな感じでした。
他GPUとの比較
公式でスコアリストがあったので、関連する部分を切り取り。
GeForce1660は下図の下から5番目。
計測したスコアより少し高いですが、誤差だと思っておきます。
スコアとしてみると、悪くないのかなという感じ。
1660の上位機種である1660Tiが約1万円ほど高額でスコア6561なので、スペックをとるか値段をとるかで選べばよさそうです。
3万円を切るGPUでこれだけのスコアが出るならば個人的には大満足です。
もちろん、ゲームをメインとして考えるのであればもっと上の機種も視野に入るかと思います。
まとめ
今回は、自作PCのベンチマークをとってみました。
結果としては、普通に使う分にはなんの不満もないくらいのスコアが出たので大満足でした。
CPUは2万円からおつりがくる程度、GPUは3万円からおつりがくる程度なので、安くてそこそこ性能のあるPCを組みたい場合は今回の構成に近くなるのかな、という感じでした。
自作PCに挑戦してみたいと思っている方や、スペックが気になるという方は今回の記事や、以前書いたパーツ紹介記事あたりを参考にしてみてはいかがでしょうか。
今回はここまで。
おわり。